同じマンションの友人から妻沼聖天様の一般公開のチケットをいただき、妙齢さんと一緒に行ってきた。
歓喜院(かんぎいん)は、埼玉県熊谷市妻沼にある高野山真言宗の仏教寺院である。定年間近の頃熊谷に2年ほど住んでいた。その時に一度行ったことがあったが、こんなに立派な本殿があることを知らなかった。
日本三大聖天の一つとされ、「埼玉の小日光」とも言われる。参拝客や地元住民からは「妻沼聖天(めぬましょうでん)」「(妻沼の)聖天様」などと呼ばれている。
平成15年から平成23年まで本殿の修復工事が行われ、平成22年11月18日に本体工事の竣功式を、平成23年6月1日に竣功奉告法会を執行し、同日から一般公開が始まっている。
小日光といわれるだけあって、修復された本堂の壁面には見事な彫刻が施されている。寺伝では治承3年(1179年)に、長井庄(熊谷市妻沼)を本拠とした武将齋藤別当実盛が、守り本尊の大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天宮を建立し、長井庄の総鎮守としたのが始まりとされている。
当時の、中国、インドなどの思想を民衆に教化するためなのか、七福神、孔子、老子や春夏秋冬季節の植物、動物などが彫刻されている。ボランティアの説明員の話が分かりやすかった。
日光東照宮のミニチュア版を目の前に見ているようで、彫刻も立派で、色彩も綺麗だった。