生命力:セイロンベンケイソウ

 妙齢のカッカリーヌさんから、セイロンベンケイソウという葉っぱをもらった。この葉っぱ皿において水をちょっと与えるだけで写真の如く、葉っぱの端から芽と根っこが出てくる。


 たしか、岡田節人さんの「からだの設計図―プラナリアからヒトまで」(岩波新書)に、尾に肢の生えたカエルをつくりだしたり、触角が肢に変わったハエをみつけてその原因を探り出すことから、生きものの設計図を解読するといったことが書いてある。動物の形態発生の謎、神秘さを教えてくれる。
 植物のほうも、このセイロンベンケイソウに似たものも多い。大根、にんじんの頭を切って水につけておけば同じように芽が出てくる。ちょっとダイニングのテーブルなどに置いておくと生命の力を感じて気持ちがいい。
 生物の細胞には全て同じDNAが書き込まれている。植物、動物それに、人間も一つの細胞が分裂し、その細胞の中の遺伝子が、生物の発生、成長過程に従ってそれぞれ分化した器官になるという。
 種から芽が出るのは分かるが、葉っぱから芽が出るという、「生命(いのち)」の力強さに元気付けられ、その神秘さ、Something Great の力に、ただただ合掌です。

 以下は、カッカリーヌさんが小生にくれたメールです。セイロンベンケイソウが載っているURLも紹介してくれたので是非ご覧になってください。

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http://heboen.hp.infoseek.co.jp/kanyou/hakarame.html
セイロンベンケイソウというらしいのですが、別名が「葉から芽 見たままですね」「幸福の葉」とかいろいろ言うみたいですよ。
壁にセロハンテープで貼って、時々霧吹きで水分を与えてるだけでも育つらしいので「エアプランツ」とも言われていると聞きましたが・・・おもしろい植物ですね。だからミラクルリーフなのかしら?