ハリケーン カトリーナ

 アメリカニューオーリンズのハリケーンカトリーナの被害の大きさにびっくりしている。1995年友人とニューオーリンズを旅行した。Jazz好きHenryとしては、New Orleansを見ずして、日本には帰れないとの気持ちがあった。幸い、親しくしている会社の友人がマイレージがたまっているから私のエアチケットまで面倒見てくれるとのことで、中年男二人のJazz 旅行となった。
 朝から演奏しているStreet MusicianがいるBasin Street、ホモと間違えられそうになったバーボンストリート、JAZZライブを聴いた所、ルイ・アームストロングの銅像のある公園。すべてが水につかっているのを見るのは心が痛む。レンタカーでポンチャートレイン湖の上のFreewayを真ん中まで走ってUターンした。その道路が水で流され寸断されているのもぞっとする。
 今回のニュースを見るまで、New Orleansが海と湖に囲まれた、海抜以下の都市だとは全く知らなかった。石油の採掘で地盤が沈下したからだということを後から聞いた。
 
 アメリカ政府の対応の遅れが指摘されている。LA地震やLA暴動を体験した私は、当時のアメリカ連邦政府、州政府の対応の早さと見事さに感心した。しかし、今回の対応はどうしたことだろう。ハリケーンのことを甘く見すぎていたのだろう。
 遅ればせながらも、政府は万全の救済活動、復興支援をしていくと思う。しかし、今回のハリケーン被害は、イラク派遣の長期化とも重なり、アメリカ国民だけでなく、世界の人々にアメリカのあり方を考え直させる機会あたえたのではないだろうか。

 Jazz、Blues発祥の地が水浸しのままではいかにも寂しい。一日も早い復興を願うとともに、世界中の人が世界の共通音楽Jazzを楽しむためにNew Orleansを訪れることができるように願っている。