友人からのメール

かっての同僚から以下のメールをもらい返信を書いた。この友人、北大の物理学科卒だが、退職した今も大学の授業で使うような物理や量子力学の本を読んだり、世界の歴史30巻をもうすぐ読み終わるという御仁で、奈良在住ですが、時々のメール交換と、年数回の交友を続けている。

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先日「博士の愛した数式」という映画をワイフと一緒に見てきました。家内は映画の中に出てくるEXP(iπ)=−1(オイラーの式)がわからないようなので紙に書いて懇切丁寧に説明してやったのですが、それでも分からない様子でした。

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私も「オイラーの公式」を説明しましたが、“地図の読めない女”性たちには理解が難しいようです。貴兄のメールを家内に読んで聞かせたら、「天文学でいえば、太陽系までは何となく理解できる。あなたが説明する、ハッブル望遠鏡が見た宇宙なんてものは皆目分からない。数学も何とか分かるのは、πと√の世界くらいまでだ」と開き直っています。
 「大海人皇子の話ならよく分かる」(昨日のNHKの“そのとき歴史は動いた”)とのことでした。
 夫婦で数学の会話は難しいようですが歴史の話ならできそうです。私の方は、以前も紹介しましたが、関裕二の古代史ものが面白く薄い文庫本ですが、7冊ほど続けて読みました。どれも似たようなタッチですが、「日本古代史 謎と真説」(学研文庫)、「古代史の秘密を握る人たち」(PHP文庫)あたりがお勧めでしょうか。これらの本を読んで、近畿の古代遺跡を見に行きたくなりました。また神道や古代の信仰(宗教)にも興味を持ち始めたところです。

 いつもながら、貴兄の根気強く集中力のある読書には脱帽です。私も、物理学も勉強しようと思っているのですが、次から次へと興味が移ってしまい、なかなか物理までまわりません。