旧古河庭園⇒日暮里繊維街⇒韓国家族料理:トラジ

 自称妙齢天使に誘われて、元陸奥宗光の邸宅という、旧古河庭園に行った。旧古河邸とバラの庭園が良くマッチしていた。Henryはあまりバラには興味はなかったが、あらためていろんなバラがありネーミングが面白かった。Mr.リンカーン、ジーナロロブリジータ、マリアカラス、etc.、ネーミングとバラの花のイメージが結びつかないものが多かった。そんな中で、「黒真珠」というのが妖艶でまさに妙齢の女性のなまめかしさを感じさせてくれた。

 バラ庭園から降りていくと、日本庭園があり石垣、いわれのある灯籠、十五重の塔などが池の周りに配されており、私にはこちらの方がしっくりとした。
 こういう庭園を和服の似合う妙齢婦人と歩いたら乙だなと思う。と言ったら、妙齢天使(はGパンだった)はバラ園なら洋装でしょうと。小生曰く、「バラ庭園に日本人女性が洋装じゃ花に負けるでしょ、バラだから和服が良いんですよ」てなことを言いながら、一杯800円のコーヒーをバラを見ながら屋敷の応接間でいただく。雰囲気はあったが800円の味はしなかった。

 ブルジョアのお屋敷、バラ庭園から、いっきに庶民の街、日暮里に行って繊維街を散策。男の見るものはほとんどなかったが、繊維街の雰囲気は楽しめた。駄菓子屋横町に行ってみたが再開発であとかたがなくなっていた。どんな横町だったのか見てみたかった。

 韓国家族料理の店に入った。キムチや韓国の漬け物が前菜に出てくる。その中で、千切りのあっさりとした漬け物?が出てきた。ゴボウと大根とシナチクを足して割ったような味。店の女将に聞いたら「トラジ」とのこと。トラジって?早速、いつも持ち歩いている電子辞書で調べたら、「キキョウ」とのこと。キキョウのどこを食べているんだろう。

 自宅に帰って、インターネットで調べました。キキョウは漢方薬の原料にもなっているから、キキョウの根も身体に良いのだろう。また新しい発見の[そぞろ歩き]でした。

「トラジ」の説明は下記
旧古河庭園については以下のURLが色々見せてくれています。
http://junko55.web.infoseek.co.jp/04bara-1.html

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「トラジ」
韓国の民謡「トラジ」は春の野にトラジ(桔梗)の根をつみにいく韓国の乙女たちのようすを歌ったものです。日本でも万葉の時代には野摘みといって、宮廷につかえる官女たちが食べられてしかも薬効のある山野草を摘む季節の行事がありました。現代の日本では1月7日に食べる「春の七草粥」、「秋の七草(薬になります。)」の風習として残っています。これも万葉の時代の野摘みが起源です。
韓国ではトラジといい、肥大した根をキムチ、ナムル、ビビンバなどの食材にする。トラジという屋号の韓国料理店も多い。