唐辛子のルーツ 

 多田富雄さんの「独酌余滴」のなかに唐辛子について断章があった。唐辛子のルーツは南米にあるようで、コロンブスがインドに行くつもりで南インド諸島に着き、その辺から持ち帰った唐辛子をヨーロッパで栽培したという。コロンブスはインドに行って胡椒(pepper)を持ち帰るつもりが唐辛子(Red Pepper)になったと言うわけです。
 多田さんによると、インドのカレーもヨーロッパからred pepperが伝わるまでは辛くなかったとのこと。韓国のキムチも日本から唐辛子が伝わるまでは辛くなかったという。
 多田さんがでたらめを書くわけはないからインターネットで確認してみたらその通りだった。
 多田さんは唐辛子がお好きなようで、海外に行くとその地で乾燥唐辛子を買って帰り、その種を自宅で栽培するという。翌年には唐辛子の実がなり、いろいろな味を楽しむようだ。
 
 私も辛い物が好きで、ラー油、テグタンスープや辛いカレーが好きだ。そのせいで頭が若い時から薄くなったのかもしれない。アメリカ駐在の時にシシトウが食べたくてスーパーでシシトウ風の細長いピーマンを買って焼いて食べた。口の中がしびれる辛さで参ったことがあった。
 唐辛子も奥が深そうだ。
今度海外に行った時は私も乾燥唐辛子を買ってこよう。園芸がお好きな方は是非試されてはいかがでしょうか。

唐辛子の歴史が以下のグリコのHPで説明されていますのでご覧下さい。
http://www.glico.co.jp/info/chili/chili3.htm