てんぷら「近藤」とルーブル美術館展

◆ アメリカ駐在時から夫婦でお付き合いしている妙齢友人からルーブル美術館展のチケットをいただいたので19日に出かけた。油絵をやっている姉を誘った。遅いお昼をいっしょにしてからと、姉の予約で銀座の名門天ぷらやの「近藤」に行った。ビールと冷酒を飲みながら計一人約1万円の値段は良いお値段だったが、それだけ払っても高いとは思わない、味と雰囲気だった。
 姉の話によると、池波庄太郎ほかかなりの名士のお贔屓の店のようだ。夜の予約は時に3ヶ月先まで詰まっているとか。天ぷらに目のない方は、一度、インターネットで「銀座 近藤」で検索してみてください。
 そんなわけで、気持ちよく昼食をゆっくりとっていた為、美術館に行く時間が少なくなった。急いで会場に行ったら、入場まで1時間待ちとのこと、木蔭にはなってるとはいえ、満腹、ほろ酔い加減で気持ちよくなっている状態で、炎天下、一時間立って待つのはしんどい。翌日の20日が最終日なので、翌日早く行くことにした。

 翌日も、来てみたら、結局1時間待ち、覚悟を決めて並ぶ。今まで美術館にいって入場に長い時間待たされたことはなかった。ダビンチ・コードの影響か、ルーブル美術館展だからなのか、それとも最終日だからなのか分からない。パリのルーブル美術館に行った方の話だと、そこはいつ行っても長い行列だとのこと。
 そういえば、家族でNYの貿易センタービルに登るエレベーターも長い時間待たされた。9・11の数年前のことだった。関係ないか?

◆前置きが長くなってしまった。「ルーブル美術館展」そんなわけで行ったので、何も予習をしないで行った。Henryにはルーブルギリシャ彫刻を鑑賞する審美眼は持ち合わせていないようだが、BC3〜BC4世紀ころにあれだけの大理石の彫刻を残していたことに驚いた。
 有名な「ミロのビーナス」はなかったが「アルルのビーナス」(アフロディテ)、「うずくまるアフロディテ」を鑑賞できたのは良かった。
 不謹慎なHenry この像を見て、「aphrodisiac」という英語を思い出した。アフロディテが語源の形容詞です。アメリカ駐在時にこの単語を使った白人のSecretaryにどういう意味か聞いたが、顔をポッと赤らめて教えてくれない。自分で辞書を引いて下さいとのことだった。
 aphrodisiacの意味は皆さんも辞書を引いてみてください。二つのアフロディテ像を見て
aphrodisiacと感じなかったのは、感性がないのか、歳のせいなのか、はたまた・・・。
 皆さんはどのようにご覧になるでしょうか。
以下のURLでルーブル美術館展のHPと出典物の一部がご覧いただけます。
http://www.ntv.co.jp/louvre/top.html

 京都展が9月5日から始まりますので、関西の方でご興味のある方はご覧になってください。