玉敷神社、保寧寺

「さいたま寺社めぐり」という本の中で、それほど大きくはないが味わいのある寺社を紹介してくれている。車で30分〜1時間の所にいろいろな寺社がある。今回は騎西町の玉敷神社と保寧寺というところに行った。



 玉敷神社は大きくはないが神殿と神楽殿が味わいがあった。樹齢500年の銀杏の木が2本有る。紅葉の頃になれば見事だろうと思う。参道に咲いている白藤に少しピンクの花が混ざっているのは風情があった。

 一方、保寧寺というのは、なぜか地図に載っていない。玉敷神社で数箇所蚊に刺され、痒くてやりきれないので、街なかの薬局でかゆみ止めを買って、保寧寺の場所を教えてもらう。妙齢の品のいいおかみが丁寧に店の外に出てUターンする車を見送ってくれた。人口の少ない町なのだろうが、こういう人情がは心がうるおう。
 



 保寧寺は臨済宗妙心寺派の寺。小さな寺だけどいろいろな石塔が綺麗に配置されていて気持ちのいい寺だ。梵鐘を自由に打たせてくれる。いい音のする梵鐘だ。お彼岸の墓参りの家族が数組来ていた。こういう寺の檀家はいいなと思った。
 
拈華微笑という文字が刻まれていた。