エンジェルス・トランペット


近くの公園でエンジェルス・トランペットの花を見つけた。トランペットは花の形からすぐ思い出したのだが、トランペット○○だったか、○○トランペットだか思い出せない。インターネットで検索したら、エンジェルストランペットと出てきた。正しい名前はブルグマンシアという。花の色も私が撮影した黄色だけでなく、白、ピンク、橙と色々あることもわかった。






 昔、ブルグマンシアと言う植物が売れないのを困った人が、「エンジェルストランペット」と通称名をつけて売った所、馬鹿売れした所からこの通称名が本来の名前よりも有名になってしまったようです。
 この花、なんと、花も葉も茎もすべて毒性があるという。花も人も、見かけによらない。植物も、他の植物との生存競争や、動物、気に入らない昆虫を寄せ付けないための防衛策として、毒をもつように進化してきたのだろう。
 彼岸花の根は鼠を寄せ付けないための毒があったり、トリカブトのように人さまの毒になったり、薬になったりするものもある。中国4000年の歴史の中で毒になるもの、薬になるものを試されてきたことが今日の漢方薬につながっているのだろう。
 高校時代のクラスメイトが和漢診療学の大家で彼の本の中でトリカブトや他の薬草のことを教えてくれている。毒かと思えば薬にもなるものがあったり、こんな綺麗な花が全部が毒だなんて!またまた、植物の不思議を教えてもらいました。
 ここでもあらためて“いのち”の不思議を感(観)じ入った次第です。