ローマ弦楽合奏団コンサート鑑賞

 10年ぶりくらいでローマ弦楽合奏団のコンサートに行った。弦楽合奏団の演奏というのは始めてだった。馴染みの曲ばかりで聴きやすかった。サラ・フィオレンティーニというソプラノ歌手の歌は素晴らしかった。とても人間の声とは思えず、どの楽器よりも素晴らしいと思った。しかし、俗なHenryは彼女の容姿のなんとも言えぬ色っぽさに、より惹きつけられた。席は8列目とかなり前だったのですが、オペラグラスを持って行かなかったことが悔やまれた。
 演奏された「主よ人の望みよ喜びよ」は好きな曲で、自宅でも色々な演奏者の演奏をCDで聞いて楽しんでいる。
 ボッケリーニのメヌエットは、昔、映画「マダムと泥棒」のテーマ音楽に使われていて、音楽とストーリーが粋な取り合わせだな思い、映画のシーンを思い出しながら聞いた。

 休憩時間に妙齢さん方、随分小さなピアノね?!。妙齢さん方、チェンバロを見たのは初めてのようなので無理はない。あれは、ピアノではなくチェンバロとかハープシコードと言うんだよ、と教えたものの、はて、チェンバロハープシコードの違いは何だたっけ?。Unchiku Henry、あとが続かない。家に帰ってから調べたら、チェンバロのことを英語でハープシコードということが分かった。いいかげんなことを説明しないでよかった!

 ビバルディ−の四季は好きな曲で何度も聞いているのですが、久しぶりに聞いて、どこから「夏」が始まったのか、「秋」が始まったのか分からない。かろうじてここからが「冬」だろうということが分かったくらいだ。Henryのクラシックは所詮その程度であります。
 大宮市民会館、会場も昔行ったことのある、気取ったマダムたちの多いコンサート会場と違って、“庶民”が聞きに来ているところがよかった。
 帰りに、Frescoというショットバーによって余韻を楽しみながらスコッチを一杯飲み、クリスマスの飾りの街を見て帰った。