読み初め:「歓喜する円空」(梅原猛)

 昨年の1/23のブログに「読初」のことを書きました。
 書初め同様、読初(よみぞめ=読み初め)という言葉がある。広辞苑には⇒ よみ‐ぞめ【読み初め】=新年に初めて書物を読むこと。とある。
 ということで、2007年の読初は「歓喜する円空」である。円空仏の展覧会を見て触発され、年末に図書館で借りたのですが、320頁の大作、今年82歳になる梅原猛円空にのめりこんで書いた力作だ。この歳で、数年かけて、全国の円空仏を見て歩き、円空に関する諸文献を精読して梅原Philosophyとして書いている。文献比較等、梅原流のくどさにはちょっと参るが、82歳にしてこれだけのものを書くパワーには、ただただ脱帽だ。
 まだ、半分ほどしか読めていないけれど、読み終わったら、又、感想を書きたいと思う。この本を読んでいると、円空仏が安置されている寺に行ってみたくなる。埼玉にも16寺、169体もあるという。実際に見せてくれるのかどうかわからないが見に行ってみたいと思っている。
 
 以下は円空関係のHPから面白そうで画像が見られるものを二つほど紹介させていただきました。
円空微笑み物語」  http://www.enku.jp/
「鉈薬師」:
  http://www.geocities.jp/windjammer_1954/y/1a.html

歓喜する円空

歓喜する円空