“四六時中”

 与野イオンの中に“四六時中”という和食レストランがある。米(ご飯)と魚にこだわって、美味しい食事を食べさせてくれる。
ところで、“四六時中”という意味はわかるのだが、何故“四六時中”というのだろう。“二四時中”ではいけないのだろうか。4X6=24だからか?ならばその理由は?、と考えたらまた眠れなくなった。辞書を調べたら、元は“二六時中”から来たとのこと。
 むかし、一日を十二刻(=昼夜、各六刻)に区切って、“二六時中”(=一日中)と言ったのにならって、4X6で24時間をあらわした言い方とのこと。(「角川必携国語辞典」より)
 2X6には意味付けがあるが、4X6にはないだろう。
日本人の日常の生活、季節、時間、言語、文化などの中には、古いものをもっと勉強しないと、意味も分からずに過ごしたり、言葉を使っているものが多いことにあらためて気がつく。こういう古い言葉、文化もだんだんなくなっていくのだろうか。日本人として、自分を含めて、帰国子女だった我息子たちにも、最低限の言葉、文化は伝えていく義務があるなとも思った。