首なし地蔵:秩父金昌寺

◆首なし地蔵
秩父四番札所の金昌寺の石仏の中に十数体の首なし地蔵がある。ナンデカナーと思ったら、妙齢さんがすかさず「賭博師が地蔵の首を持っていくと賭けに勝つといういわれがあるから・・・」と教えてくれた。ほんとかよ! それにしても、そんなことで、賭博師がわざわざ石の地蔵の首を、いつどのように切り落とし、どこに持ち帰っているのだろう。賭けに勝つという“ご利益”はあったのだろうか。世の中には賭け事好きや、ギャンブル依存症が多い。ご利益があるとすれば、もっと地蔵の首がなくなるはずだ。罰があたった賭博師も多かったのだろう。
インターネットで「首なし地蔵」を検索したら、全国の色々な首なし地蔵の伝説や言い伝えがある。大方は地蔵菩薩が信心深い農民などの身代わりになって首を切られたことになっている。賭博師の話も載っていた。勝ったら首を返しに行くとなっているが、首なしのままがほとんどというところを見ると、ギャンブルは結局儲からないということなのだろう。
 ホリエモンもムラカミクンもどこかの地蔵の首を切っていたのだろうか。