お茶の水・神田散策・同期会

 会社の同期会がお茶の水であった。少し早く出てニコライ堂に行った。残念ながら、拝観は4時までということで中を見ることはできなかった。外観の写真を撮って、案内所に置いてあるパンフレットや販売されているイコン画などを見るだけに終わった。今度はちゃんと時間を確認して見に行こうと思う。

 1時間くらい時間があったので、数十年ぶりに神田の書店街をぶらついた。高校時代は都立だったので、よく神田をぶらついた。大学は千葉に都落ちしたので、神田に行く機会は減った。神田を歩いて、三省堂や古書店を覗いて、難しい本や、英語の辞書を買うと、いくらも読まない、使わないのに、自分が少し賢くなったような気になったものだ。
 明治大学の古い校舎はなくなっていて高層のビル大学になっている。何か大学という雰囲気が無くなっているのがちょっと寂しい。お茶の水の駅前には「白鳥」「田園」とかの大きな音楽喫茶があって、よく行った。そのころは都電も走っていた。街全体が様変わりしていて、昔の面影はニコライ堂くらいしか残っていないのではなかろうか。そんなビルの谷間に小さな神社がぽつんと残っている。大田姫稲荷神社という。後で調べたら、大田道灌の娘の姫君に由来する神社とのことでした。詳しくは以下のURLでご覧ください。

 ビルの立ち並ぶ一角に小さな社が押しつぶされそうに存在するのだが、なにかほっとする空間でもありました。
 同期会は大学病院や、ニコライ堂のある一角の中央大学駿河台記念館の中の「プリオール」というところでやった。同期の中に中央出身者が3人いて、卒業生の利用は安くなるようだ。適当なつまみをシェアしながら、飲み放題で、一人3,000円は割安だ。話題は、会社の現状と株価etc.卒業した今となって、会社の現状をうんぬんしたり、文句を言ってもせんないのだが、38,9年勤めた会社に対する愛着がまだ残っているのだろう。 私はほとんど未練はないけれど、売りそこなった株価がなんとかもう少し戻ってほしいと願うばかりだ。
 ともあれ、同期というものは、歳を忘れ、昔の思い出や、近況、病気のこと、文化一般など、言いたいことを言い合って酒を酌み交わすのは楽しいものだ。