昭和の日

 昭和天皇の誕生日が「みどりの日」になって「昭和の日」になった。退職して、曜日、祝祭日の感覚がなくなったせいか、祝日であることに気がつかないことが多い。
 3年日記をつけ始めて2年目になる。日記帳を見て、昨年「みどりの日」だった4月29日が「昭和の日」に変わったことを知った。
 ウィキピディアで昭和の日を検索したら、昭和の日制定に関する経緯の説明があった。1989年(昭和64年)1月7日の昭和天皇崩御により祝日法の改正が必要になり、最初「昭和記念日」とする案があったが、当時の社会情勢などから見送られた。とりあえず?どういう根拠かわからないが「みどりの日」という祝日になり、紆余曲折を経て、法改正の後、「昭和の日」になったとのこと。
 建国記念日建国記念の日になった経緯程ややこしくはないようだが、「の」が入るか入らないかもふくめ、祝日法の定義、解釈も難しいものだとわかった。建国記念の日と同じように、「の」をとって「昭和記念日」とすると政治色が出てきてややこしくなるようだ。さもありなんと思う。同法によると、「昭和の日」の定義・趣旨は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」というところに落ち着いたようだ。
 昭和に生まれ、昭和を45年生きてきた私にとっても、日に日に昭和は遠くなりにけりのこの頃である。平成もはや19年、なぜか、「平成」には時代の思い出、印象がうすい、これも歳をとったということなのだろうか。
 祝祭日の名称とその意味や、「昭和」の歴史と、意味、意義を、懐古趣味ではなく、あらためて、次の世代に伝え残さなければいけないのではないかと思った。

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以下は、ウィキピディアの説明URLです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C%E3%81%AE%E6%97%A5