赤い葉

 木々の新緑にも目がいくようになって、樹木の新芽(若葉)が赤いものが多いことに気がついた。出猩々だけでなく、かなり多くの若葉が薄赤いことに気がついた。理科系で頭の固いHenryはつい、葉は緑が自然で、赤い葉では葉緑素がない、もしくは少ないのだろうから、炭酸同化作用ができなくて、すぐ死んでしまうのではないだろうかと疑問になった。
 インターネットで検索してみたら、赤い葉のことが説明されていた。植物の色素は、いろいろあってアントシアンというものがあるようだ。ナスの紫やイチゴの赤なんかの色の元になっているそうだ。 赤い葉でも全く葉緑素がないわけではなく、十分な炭酸同化作用はしている。赤井若葉は新芽を強い光から自分を守るためにアントシアンが蓄積する、ということになっているという。このアントシアンという物質が樹木の新芽、若葉を赤くして、強い光を弱めているということのようだ。
 植物の世界、まだまだ不思議なことがたくさんあるようだ。