ねじれないネジリバナ
昨年、ネジリバナを教えていただいた。今年もマンションの芝生や築山のあちこちに、夕化粧、庭石菖と一緒に仲良く咲いている。よく見ると、ねじれていない、ねじけもののネジリバナがそこここにある。遺伝子のどこかが変異しているのか、発芽時の日光や気象条件の違いから発生したのか分らない。最初に発見した時は突然変異かと思ったが、ねじれている花の隣でねじれないで咲いているものが結構ある。どういう仕組みなのか、これもまた不可思議なことであります。漢字で書くと「螺子=ねじ(螺旋=ねじ)花」でラン科ということも今回知った。
“もぢずり”もねじれていなければ、この歌「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れむと思ふ我ならなくに」も歌にはならないな。