小学校教科書展

友人から朝日新聞に掲載されていた小学校教科書展に行かないかとのお誘いで、家から車で10分少々のところにある埼玉県立総合教育センターというところに行って来た。自分たちの小学校時代に使った教科書が展示されているのではないかと探した。残念ながらほとんど記憶に残っておらず、この教科書だったというものには出会わなかった。
 なんとこのセンターには小中高の教科書1万7千冊があり、昭和27,8年頃から現在までの教科書が所蔵されている。 親切な妙齢職員さんが色々と解説してくれた。中学の英語の教科書もあるというので書庫を案内してもらった。懐かしきJack and Betty があった。ページをめくるとTwinkle,Twinkle,Little Starの楽譜やpen,book等の挿絵や、筆記体、○○体の書き方のページが出てくる。初めて英語を学び始めた時の新鮮な驚きを思い出した。
 高校の数学の教科書も何冊かページをめくったのに、どの教科書だったか思い出せない。苦労させられた数学だったので、表紙のイメージも残っているのだが、会社が違うのか、版が異なるのか、自分が使った教科書には出会わなかった。
 職員さんが現在の教科書であれば販売しているところがあると紹介してくれた。帰りにそちらに寄って、山川出版の高校の日本史と世界史の教科書を買った。一冊、800円少々、ふんだんにカラーの図版や写真が載せられていて新書並の値段で買えるのはお買い得だと思う。詳細を知りたいときには物足らないが、歴史の流れを大きく捉えるにはこちらの方がいいのではないかと思う。それと、昨今、問題となっている、「歴史教科書」の検定問題の観点から、日本史、世界史がどのように高校生に教えられているのかを読んでみるのも意味のあることだと思う。
 職員さんが錦糸町に教科書図書館があることも教えてくれた。錦糸町は高校の4年間(浪人クラス=補習科クラスというのがあって、高校4年生?をそこで過ごした)通ったところ。そんな図書館があることを今日まで知らなかった。懐かしき母校にも行ってみたくなった。今度、この図書館と一緒に訪れてみよう。