横浜散策

 横浜には数年前にも行っているが、中華街は三十数年振りに行った。埼玉で営業をしていたころの取引先に横浜の中華街に店をもつお客さんがいて、何度か行ったことがある。中華街の中にある「東方書店」で、真っ赤な表紙の小さな「毛沢東語録」や「実践論・矛盾論」等を買ったこともあった。今回行って立派な関帝廟などもあることを知った。
 昨今、中国産食品の品質問題が騒がれているが、平日なのに大勢の観光客が来ている。神戸在住の折には神戸の中華街にはよく行った。神戸の中華街と比べると横浜の方が二まわりくらい大きいのだろうか。LA駐在時にはロスアンゼルス中華街、NYの中華街などにもいった。どこの中華街もにぎやかだ。華僑のパワーとたくましさを実感したものだ。
 ランチをどこにしようと迷った。たくさん食べるわけでもないので、安い中華ランチを食べた。横浜で2番目にうまいランチの店ということで、賑わっておりおいしかった。
 「みなとみらい」のランドマークタワークイーンズスクエア横浜をぶらついてから、元町を散策した。元町は初めてだった。お洒落な通りで気分が良かった。通りにあるお洒落なUnionというスーパーの2階で「ここでしか飲めない“葉山コーヒー”」を飲んだ。注文したコーヒーを待っている間に、小さなカップのお味見コーヒーを出してくれた。こういうサービスをしてくれるコーヒーショップは初めてだった。シニアの渋いマスターのコーヒー蘊蓄を聴きながらのコーヒーはうまかった。通りの店先、ふと足元を見ると、「pet bar」とある、犬を連れてのショッピングをする人も多いのか、のぞいてみると容器に水が入っている。粋なはからいだ。
 赤レンガ倉庫に足を延ばした。昔は港の倉庫だったのだろうか、今は、若者向けのショップやレストラン、ショップ等が入っている。港風景、海を眺めながらのグラスビールがうまかった。
 1万4千歩あまりの横浜そぞろ歩きでした。