インカ・マヤ・アステカ展

 インカ・マヤ・アステカ展をインカのマチュピチュに旅行したことのある妙齢天使さんと行ってきた。台風が近づいて雨の中だったが大勢の見学者が来ていた。NHK世界遺産の特集や、関連番組で何度か見ているので展示会そのものの内容はそう目新しいものがなく、ちょっと期待外れだった。マチュピチュを見ていたオバチャマ見学者、「お城の石垣みたいなものね」、それを聞いた妙齢天使、「そんなもんじゃないわよ!」“一見は、実際に行ってみて、登って見るに如かず”と怒っておりました。
 どの、古代文明にも、火、水、雨、太陽、等に対する自然信仰が息づき、多神教の風土があったことが伺える。それらの原始信仰を野蛮なものとして駆逐してきた一神教のありかたが、はたして正しかったのだろうかという疑問がわく。縄文期の日本の文化が、太平洋やアリューシャン列島から南下して南米に伝わったという説もある。日本の原始信仰や、日本の祭りとの共通性も感じられるところがあっておもしろいと思った。