Brasserie Natsume
妙齢さんと画廊喫茶にランチに行った。Brasserie Natsume 夏目画廊というのだが、Brasserieというのは余の辞書にはない。私は学生時代第二外国語でドイツ語は少し勉強したが、フランス語、イタリア語等は分からない。本の中や、街中で知らない横文字に出会うと癪なので、ドイツ語、フランス語、イタリア語等の辞書は揃えており、都度辞書を引く。英語はなんとなく分かる、しかし、悲しいかな、それ以外の外国語は、これは何語かなと検討をつけて辞書を引くのだが、外れることが多い。brasserie、この単語もイタリア語かと思いきやフランス語だった。てっきり画廊という意味かと思ったら、Cafe‐Restaurantということだった。
ランチで1,500円というのはちょっと高いかと思ったが、絵を鑑賞できて、おいしい食事をコーヒー付で、いい空間を提供してくれるのだと思えば高くはない。この日は画廊だけでなく、2階で田篠麻衣子さんという方の作陶展をやっていた。この方、Jazzやシャンソンのヴォーカルもやっているという。このBrasserieで昨日ライブがあったとのこと、知っていれば昨日来るんだったのに、惜しいことをした。話をしながら、この妙齢陶芸家さん、シャンソンを一節歌ってくれた。陶芸の方も、なかなかすばらしい作品が展示されていた。陶芸のことはほとんど何も分からないが、焼釜に入れて取り出すタイミングによって仕上りが異なるとのこと、展示されていた作品は数十個に一つくらいしか成功作ができないという、珍しい作品だった。なるほど、そういう過程を経て、味のある素晴らしい作品ができるのかと納得し、それなりの値段がついていることが理解できた。会社の後輩だった“銀河流星”さんもそういう苦労をされて作品を作っているのだろうと納得した。
さっぱりとしたご飯茶碗を1,500円で一つ買った。