[机草子]オヤジの料理教室 麻婆豆腐

 月に一回行ってる「おやじの料理教室」も、7回目くらいになった。今回のレシピは中華料理、前回、講師に希望を言って、麻婆豆腐を取り上げてもらった。いつもインスタントのレトルトで作っているので、自前で作ってみたかった。他には、ナイ・ユウ・パイ・ツァイ、女及(女編に及と書く)油白菜と書く。白菜とエビのクリームあんかけだ。もう一品は、玉米湯(スー・ミー・タン=トウモロコシのスープ)の3点。
 講師が始める前に麻婆豆腐の由来を教えてくれた。清の同治帝の治世に、成都で陳森富の妻劉氏が材料の乏しい中、有り合せの材料で来客(労働者)向けに作ったのが最初で、「麻婆」とはあばたのおかみさんの意で、劉氏があばた面だったことに由来する。なるほど言われてみれば「アバタ」だ。ありあわせの材料で来客をもてなしてくれる奥さんの「アバタ」を旦那の陳森富さんは「エクボ」として愛したことだろう。
 基礎を習っておけば、麻婆茄子、麻婆春雨など応用がきくようになる。今度は自分好みの麻婆豆腐を自宅で作ってみよう。
 中華料理は出来立ての熱いうちに食べなくてはおいしくないので、材料の仕込み(準備)が大事とのこと。4人ひと組で手分けして作ったので1時間少々で出来上がった。自分で作ったものは愛情が湧くのか、まだ、11時をすこし過ぎたばかりでの昼食だったが、残さず全て食べてしまい、カロリーオーバーになってしまった。