Jazz講座を聞く:朝日カルチャー講座

 朝日カルチャー講座の「ライブジャズ講座」を聞きに行った。さいたま新都心のラフレの広間に、若い人も含め中高年の男女が400人くらい参加し、満席だった。谷口英治という39歳の若手クラリネット奏者が講師として、ジャズの歴史、スタイルの変遷などを実演やCDを聞かせてくれながら講義してくれた。
 ラグタイムニューオーリンズジャズ、デキシーランドジャズ、スィングジャズ、ビバップハードバップモダンジャズ、フリージャズ、フュージョンスムーズジャズなど、演奏の音の違いを聞きながらの説明は分りやすかった。
 モード奏法など本で読んだだけでは、もうひとつ理解ができなかったが、同じ曲をスィング調、モダンジャズ調、モード奏法と、演奏スタイルを変えてもらうとよくわかった。
 私と同年代の方々や、団塊世代の方が多かった。平日の午前中のせいもあるが妙齢オバチャマたちも多かった。
 この講師が随行してのニューオーリンズジャズの旅も企画しており、既に15名くらいの申し込みがあるという。日本のジャズ愛好者も増えてきて、ジャズファンとしては嬉しいことだ。
 ニューヨーク、シカゴ、ロスアンゼルスニューオーリンズ、それぞれの地で聞いたジャズが懐かしい。特にニューオーリンズはジャズ発祥の地、街全体がジャズといった感じで、ジャズ好きにはたまらない街だ。ハリケーンカトリーナの後遺症からは立ち直ったのだろうか。元気になったニューオーリンズにまた行ってみたくなった。