ランチタイムコンサート

 新日本フィル金管五重奏のランチタイムコンサートに行った。脳の部品がちょっと不足しているわが家人、「ランチが出るコンサートじゃないの?」「ディナーショーじゃあるまいし、ランチコンサートではなく、ランチタイムだろ。何年英語を勉強しとるんや!」と小生。
 季節がらクリスマスソングが多かった。私が小学生、中学生の頃は、この時期になると、街にはクリスマスソングが溢れていた。まだ、日本のポピュラーソングがほとんどなかったころ、クリスマスソングは、こういう音楽の世界があるんだ!と教えてくれて、インパクトがあった。また、アメリカ映画の中で映し出されるクリスマスの世界が別世界のように見えた。ハモニカで、ほとんどのクリスマスソングを吹いていたので、メロディーはほとんど覚えている。
 ビング・クロスビーの歌で大ヒットした「シルバーベルズ」、メルトーメが作曲し、ナットキングコールの歌で大ヒットした「ザ・クリスマス・ソング」などを演奏してくれた。聞き出すと、メロディーはすぐ思い出すのだが曲名と結び付かない。前から3列目の席だったので、ホルン、チューバ、トロンボーンの生の低音が腹に気持ちよく響いた。
 昔は、クリスマスシーズンにうっかりガールフレンドと喫茶店に入り、クリスマスメニューとかで、余計なケーキがついてきて高いお金を取られ、後悔ことが何度かあった。小遣いの少なかった時代だったので、忘れられない、懐かしい思い出だ。
 ラストでは、クリスマスソングをジャズアレンジして演奏してくれた。やはり、私には、スウィングできる、ジャズ(アレンジ)のほうが気持よく、聞いていて楽しいと、あらためて感じた。