2008年 新年のご挨拶 その2

「日本人のゆく浄土」はあるのか、どんなものかを考え、「世阿弥」と「親鸞を読む」。「やおよろず的」に「山の霊力」に頭を下げ、神仏に思いを馳せた。「人間は宗教に勝てるか」と「人間のゆくえ」を考えた。そんなこんなで「四国遍路」もしたくなった。
 阿久悠の「歌謡曲の時代」から、「美空ひばりと日本人」を考え、昭和の歌謡曲の歌詞(日本語)の素晴らしさを再認識した。
 「日本語の源流を求めて」、「日本語の歴史」を学び、「日本語は天才である」かどうか、ことの真“偽”を確かめた。
 どうも昨今の日本がおかしい。「日本はそんなに悪い国なのか」と考え、「だから日本人よ靖国へ行こう」と思い立ち、靖国に行った。“遊就館”では、なにやら胡散臭いにおいをかぎ、「靖国問題」や「靖国の戦後史」を学び、「昭和史」を振り返った。
 一方で、免疫学や医学の進歩に驚きながらも、「生物と無生物の間」の違いや、「脳と魂」の関連に興味を抱き、「脳の中の能舞台」なども鑑賞した。
 また、ときには浮き世を離れ、「不思議な数eの物語」や「時間はどこで生まれるのか」と数学、物理の世界でちょっと遊んだ。
 「動物の言い分、人間の言い分」に耳を傾け、「人はなぜ花を愛でるのか」と花散歩、樹木散歩に出かけた。
 きざなことばかり考えずに「哲学を着て街を歩こう」の精神で「隠居学」に入門、「続隠居学」を終了し、誰もくれないから、自分で勝手に“隠居道”初段を与えたいと思う。
 「大人の見識」を読み納めとして、今年はHenryとしては、もう少し見識を高め、Unchikuの品格も高めたいと思っています。

 昨年読んだ本の題名を使って、Henry 綴り方教室で昨年を振り返る作文をしてみました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。