大宮ライブハウス「Cafe Lamp」

 昨年末、新都心でJazz講座を開いてくれた、クラリネットの谷口英治さんと、金子晴美さんが出演されるというので、昨夜、大宮駅近くのJazz Live House『Cafe Lamp』に行った。(入り口に木彫りの親子のカバがいて出迎えてくれる。銀行を早期退職したJazz好きのマスターが経営するCafe Barで月に何度かライブをやる。今回のようにかなり名の通ったプレーヤーが出演する。Jazzだけでなくいろいろなイベントも企画しているようだ。
 ご関心のある方は、以下のURLでライブスケジュールをご覧下さい。http://www.jazz.co.jp/LiveSpot/cafelamp.html
 2月17日には向井滋春(tb)も出演することになっている。
 客は全部で35人くらいだったろうか、そう広くない店なので一杯だった。もう少し広くても良いと思うが、JazzはこのCafe Lampのようなこじんまりした店でプレーヤーと一体感をもって、酒を飲みながら聴くのが楽しい。コンサートホールのJazzでは、どうも今ひとつノレない。
 中高年の客が多かったが、20代の女性が4,5人来ていた。谷口さんにJazzを習っていた人や、見るからにJazz好きといったシニアの夫婦も何組か来ていた。
 谷口英治さんのクァルテットはMemories Of You, After You've Gone, Body And Soul, Stardustなどのなじみのスタンダードをスウィング感よく聴かせてくれた。我が青春時代よく聴いた、鈴木章治の演奏で有名だった「鈴懸の道」を吹いてくれたのは、懐かしく、嬉しかった。 
金子晴美さんはルート66から始まって、セシボン、これも懐かしい「月光値千金」など、ノリのいいヴォーカルを聴かせてくれた。“晴美!”のかけ声と全員の拍手によるアンコールに応えてくれて、最後に「キャラバン」を歌ってくれた。
 団塊世代が定年を迎え、大人がこういうところで楽しめるところが増えてきたのがありがたい。また、年寄りばかりでなく、若いジャズファンも増えているようでうれしい。
 久しぶりにノリいいJazzライブを鑑賞できて楽しかった。