退職してからものを手書きで書くことはますます減った。しかし文房具オタクとしては、いまだに文具店を歩き回っている。新しい筆記具や文具が出るとつい買ってしまう。しばらく目新しい新製品がなかったので買っていなかった。
以前、筆記具雑考の中で紹介したPilotのcoletoが３色入れられるものが出た。最近はこれに赤・黒・緑を入れて読書のマーキングにはもっぱらこれを使っている。線径0.4と0.5があるのでTPOで使い分けている。
ゼブラがちょっと高級な多機能ペンを発売している。リフィルもジェルで書きやすく、色の種類も多い、シャープのリフィルも0.3、0.5と選択の幅が広い。私はこれは購入していないが、リフィルが他社の多機能ペンと共通なのでリフィルだけ拝借している。但し、シャープ用リフィルは、なぜかあまりうまく作動しないのでやめた。
三菱のJetstreamというジェルのボールペンはまことになめらかな書き味で気に入っている。今まで、0.7と1.0の赤・青・黒の単色ものだけだったが、最近、赤・黒・0.5シャープと、赤・黒・青の３色の多機能ものが発売になった。線径は0.7と1.0、軸径もそれほど太くなく持ちやすい。価格も５００円というのがいい。早速、使ってみたがなかなかいい。
消しゴムで消せる、こすって消せるボールペンのたぐいが各社からでている。今まで試し書きをしてみたがどれも今ひとつだったと思う。これも最近の、PilotのFrixion-Ballというのは、インクが若干うすいが、書き味、消し具合も悪くない。自分は必要としないが、試しに買ってみた。
最近はラフな格好で出かけることが多くなった。バッグの中には2，3本の筆記具を常に入れているのだが、胸のポケットやズボン、バッグのポケットなどには、軸の短いものの方がいい。そんなニーズからか、最近は軸の短いものが店頭で増えてきた。これも、２，３購入して使っている。
ノック式消しゴムもだいぶ以前から発売されている。これも消しゴムの形が、星形やら、平べったいもの、細いものなどいろいろある。
いつもながら、文具業界も新製品開発競争が大変だろうと同情する。原価は安いのだろうが、売れなくて在庫になるものも多いのだろう。100円〜500円の筆記具は、息の長い商品もあるが、消えていったものも多い。どんな商品が生き残るか、さらに進化した筆記具が出てくるかも、楽しみのひとつだ
