春が来た、春が来た、急に来た!

 一週間前から、やっと春らしく、暖かい日が来るようになった。それまでもじもじとしていた梅の花も一斉に咲いて今が満開だ。
 今日は、我がマンションの周辺や、見沼田んぼ周辺を、ランチ、買い物がてらぐるっと回ってきた。いつの間にか、サンシュユ(山茱萸)の花が満開、梅の花のピンクと、山茱萸の黄色の対比が鮮やかだ。こぶしの花や、木瓜の花が咲き始めている。
 冬の間、車で走っている時には、ただの枯れ木としか見ていなかった樹木が、梅の花や、こぶしの花を咲かせている。家から歩いても10分ほどの、いつもよく通る道のちょっと奥に、川津桜が見事に咲いていることも、今年初めて発見した。
(翌日、再度訪問して持ち主のご主人に聞いたら、緋寒桜の系統で、「小雨桜」とかいうようです)

 我が街、さいたま市見沼区は造園業者も多く、広い敷地の中で、花を咲かせる色々な樹木が植えられている。それらが一斉に咲くので、そういう花も楽しめる。造園業者の家は自分の家の庭が、ある種のモデル庭園にもなっているのだろう。中に入ることは出来ないが、庭石や松、梅、桜などがバランスよく配置されていて、これも楽しませてくれる。
 これからは、日毎に色々な草木が、われ先にと花を咲かせて、グレイの風景が水彩画の風景になってくる。
 目的や楽しみがないと、なかなかウォーキングをしない、糖尿キャリアの小生、これからは“歩け歩け”と言われなくても、カメラ片手に花散歩をしよう。
 漱石俳句に、「木瓜咲くや 漱石拙を守るべく」というのがある。
木瓜咲くや ボケ遍理は ツッコマれ」 (遍理の一行ダジャレ)