島根紀行 その3 紙漉&自然酪農アイスクリーム



 一泊目は、島根の第3セクターで運営する「風の国」というリゾート施設に泊まった。広大な敷地の中に、テニスコート、能舞台、陶芸、木工、紙漉などを体験できる施設がある。前回行ったときにはここでテニスをやった。今回は友人の奥方達も一緒ということで、朝10時から全員で和紙の紙漉を体験した。石州の和紙ということで、昔から有名のようだ。「石州勝地和紙」という看板が出ているが、“勝地”の意味は聞き損なった。そこの佐々木誠さんという主と、奥さんが、和紙の原料の説明から始まって、和紙を漉いて、作るまでの工程を、丁寧に教えくれた。
 私とI夫人は色紙大のもの、他の人は、押し花付のはがきを作成した。なかなか難しいものだが、何とか全員無事作成できた。

 展示コーナーには、佐々木さんが和紙で作ったステンドグラス風ランプや、着物など珍しい品が展示されていた。
 私が漉いた色紙には禅画(達磨絵)を描こうと思う。この色紙、一枚800円だったか、1000円だったか、教授料込みだから高くはない。しかし、禅画は一気に描くので修正がほとんど効かない。自分でも満足がいくものは、まだ、せいぜい、5枚に1枚くらいしか描けない。この色紙には気合いを入れて描かなくてはと思う。
 「風の国」をあとにして、山の中にぽつんとある、イタリアンレストランで昼食。このレストラン、家と店とピザを焼く窯、全て自分で作ったという変わった?主人が経営している。

 昼食後、I君が経営に関わっている、ジェラテリア・カフェ Mui(ミューイ)という所に、自然放牧牛乳で作ったアイスクリーム(ソフトクリーム)を食べに行った。自然放牧の牛乳から作ったものなので、普通に買うものと比べ、値段はちょっと高いが、味と風味は、高級レストランやホテルで食べるものよりも上品で美味しい。自然に抱かれて、しばし都会の喧噪を離れて食べるアイスクリームは、また、一段とおいしかった。
 牛乳、アイスクリームはシックス・プロデュースという会社で作っている。URLは http://sixth-produce.co.jp/ 通信販売もしている。ご興味のある方は是非ご覧下さい。
 I君の話では、最近東京の紀ノ国屋で牛乳を取り扱ってくれることになったという。ところで、なんで紀伊国屋が牛乳を扱うのか!
これも新しい多角経営かと思って、家に帰って家人に話したらスーパーの紀ノ国屋だわよ!と馬鹿にされた。1953年創業の日本初のスーパーマーケットだということを初めて知った。
 ネットスーパーも以下のURLで見られる。まだ、件の牛乳は出ていなかった。
 http://www.e-kinokuniya.com/
 このアイスクリーム・カフェの主、I君からの紹介なのか、私のブログをよく読んでいただいているとのこと。遠く離れた島根で読んでいただいていると聞いて嬉しくなった。