島根紀行 その7 浅原才一 銅像の偈文

友人のYUTOさんから、コメントをいただいた。「いい話ですね」と言われると、紹介して良かったと思う。昨夜は書き終わるのが遅くなったので、浅原才一の銅像の下に彫られている才一の偈文を紹介するのを忘れました。その画像を掲載し、読みにくいところがあるかと思い、テキスト化したものも書きました。“よい味”がしていると感じました。

<浅原才一 銅像の偈>
角のあるのは私の心
合掌させるは佛さま
鬼が佛に抱かれて
心柔らき角も折れ
火の車の因(たね)作っても
咸(みんな)消されてその上に
歓喜(よろこび)こころにみちみちる
嬉愧(うれしはづかし)今ここに
蓮の台(うてな)が待っている

                                                                                                                      • -

<注>
はす‐の‐うてな【蓮の台】
極楽浄土に往生した者のすわるという蓮華の座
広辞苑第6版より)