またも不通!:膀胱結石手術

 24日に石がつまり、膀胱鏡での手術をして、配管掃除が完了し、一難去ったかと思いきや、25日の夜から残っていた石が、また詰まり排尿不能に。
 26日朝まで我慢しようと頑張ったが、膀胱はパンパンになってきた。早朝4時半頃、救急センターに電話したが、今日の当直医は皮膚科とのこと、朝一番で電話してくださいとつれない返事。仕方なく、朝8時半まで待って電話、9時に受け付けてくれるということで病院に駆けつける。
 しかし、病院は既に予約の患者でいっぱい。10分〜15分毎に襲う激痛を伴う尿意を我慢しながら、下腹部のレントゲンを撮って、10時頃になってやっと診察、エコー検査をして石の所在を確認してやっと導尿。
 看護婦もこの程度のことには慣れているのか、普通に「随分たまってますね」。が、1リットルのシビンが満杯、新しいシビンに換えると、「まだ出てますね、よく我慢しましたね」と感心される。そんな感心はどうでもいいから、もっと早く処置して欲しかった。トータル1200ccほどたまっていた。
 とりあえずたまった尿は排出されて一難は去ったものの、直径1cm位の石が、まだ、膀胱に残っているという。すぐ入院して手術した方が良いとのこと。
 またおしっこのでない苦しみを味わうのはかなわないので、その日の午後、急遽入院ということになった。
 この手術は2年前にも経験している。全身麻酔なので眠ってい
る間に終わるので、膀胱鏡と異なり、本人にとってはずっと楽である。しかし、手術後も1日ほどは、点滴とおしっこ袋をぶら下げなくてはならない。拘束が辛く、寝返りが痛くて難しい。
 石の出来る原因はよくわかっていないらしいが、塩分の取りすぎ、動物性タンパクの過剰摂取、ビタミンCの過剰摂取、ほうれん草などの蓚酸を含む野菜の摂取が結石の原因とのこと。石詰まりに何度も付き合わされている家人が、インターネットで検索して“お抱え看護婦”として「厳しくご指導」してくれる。
 大阪の友人S君が教えてくれた“貴方の石は夜作られる!”も参考にここ数年は、夜遅い食事はほとんどないし、果物をほとんど食べない私はビタミンCの取りすぎはない。月に2度くらい、好きなトンカツを食べるくらいで、それほど肉を食べてはいない。しいて言えば、塩分の取りすぎがいけないのだろうか。
 私の石も腎臓で出来るのだが、医学的には膀胱結石で腎臓結石とは異なるようだ。腎臓結石や尿管結石は、のたうちまわる激痛を味わうとのこと。今までに5回ほど膀胱出口に詰まって、尿のでない苦しみを味わったが、激痛でのたうち回ったという経験はなく、4mm,5mm位の石が毎年5,6個、ポロポロとほとんど痛みなく出ている。
 我が家人が検索してくれた資料に「先進国では腎結石、尿管結石が多く、後進国では膀胱結石が多い」という箇所に家人が二重丸をつけている。つまり、Henryは「後進国人!」と言いたいわけだ。
 (つまりは、食生活が欧米風か否かということだろうか)
 妙齢友人の一人も昨年腎臓結石になり、医者から、石が大きくならないうちに、水分の充分な摂取と、運動が大切と言われたとのこと。嫌いだったジム通いを始め、水中ウォーキングと筋トレを週3〜4日課し、次にできた石の速やかな排出に成功したという。
 小生、最近、伊勢詣り:東海道歩きで日本橋から京急雑色まで3万歩のウォーキングをした。普段の継続的ウォーキングを怠り、急に3万歩も歩いたので、大きくなった石が急に落ちてきたのかもしれない。
 おまけの付かない、無目的な、ただ歩くだけのウォーキングとかジムでの運動はどうも意欲がわかない。とはいえ、もうこれ以上石での苦労はしたくない。“お抱え看護婦”と“妙齢友人の皆さん”のアドバイスをもう少し?聞いて、生臭坊主も“精進”するっきゃないか!
 若いときの苦労は買ってでもしろという。しかし、年取っての苦労はできるだけしたくない。これを飲めば、石がすぐ溶けます!といった、口に苦くても良いから“妙薬”を早く作ってもらいたいものだ。
 (便利な妙薬には落とし穴あり!との家人の厳しいチェックが入る)