しばらく国歌「君が代」を聞く機会がなかった。終戦記念日の行事のマスコミ報道の中で君が代を聞く機会はなかった。オリンピックの金メダルで久しぶりに君が代を聞いた。
最近行きはじめた塾で先生から君が代のことについてちょっと話を聞いた。「古今和歌集」「和漢朗詠集」が出典という。
古今和歌集は賀歌(がのうた)343に題しらず、読人しらずの歌として、
「わが君は 千世にやちよに さざれ石の巌(いわほ)となりて
苔のむすまで」 とある歌から取ってきたようだ。
現在は、ご存知のように、
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて
こけのむすまで」 となっている。
先生の説明もあったが、「君が代」の簡潔な歌詞には、他の国歌にあるような「武器」や「血潮」や「勝利」といった闘争的内容は一切なく、我々日本人の穏やかな特質を見事に象徴している。
国歌斉唱問題をとやかく言うつもりはない。ただ、日本人として金メダル受賞をただ喜ぶだけでなく、こういう機会に、国歌の意味、国歌成立の経緯、外国の国歌などのことも考えてみる必要があると思った。
以下のURLで「君が代」成立の経緯や外国の国歌のことについて書かれている。勉強になりました。