フェルメール展

 京都から来た家人の友人の妙齢さんと、上野の東京都美術館フェルメール展を見に行った。フェルメールの全作品37点の内、7点が一挙に公開されているということで、前評判が高い。夏休みが終わったのでそろそろ空いてきたかなと行ってみた。
 今は、インターネットで待ち時間が検索できるようになっている。それによると、今日の待ち時間はゼロだった。
 ともあれ、フェルメールの絵を初めて見た。恥ずかしながら、最近、参加し始めたA塾で初めてフェルメールのことを知った。フェルメールについて多少の予備知識ができて、これはなんとしても見に行かなくてはいけないと思った。
 光の表現の素晴らしいことや、絵画の中の物語性など、ど素人の私も、なるほどと感心させられた。ただ、正直なところ、絵画に対する鑑賞眼の鈍い小生には、感動を受けるということはなかった。 東山魁夷や仙ガイに感じたような“気韻生動”が私には感じられなかった。
 入ったときはすいすいと鑑賞することができたが、会場を出るときには待ち時間が出始めていた。これから行かれる方は午前中の早い時間の方が混まないと思います。