家内の友人からのお誘いで、上記のコンサートに行った。家から車で10分ほどの所に埼玉県障害者交流センターというところがある。そこで障害者の方々、及びその関係者の方々向けのコンサートだったようだ。そんな訳なのだろうか、入場料は500円!
クラッシックコンサートでのオーケストラでは、オーボエやファゴットなどはそれほど目立つ楽器ではない。今日初めて、間近にこの二つの楽器の演奏を聴いた。オーボエはボストン交響楽団の準首席奏者の若尾圭介、ファゴットはNHK交響楽団の首席奏者、水谷上総、ピアノは広瀬悦子という一流の奏者。
大きなコンサート会場ではなく、間近に見ながらの演奏で、オーボエ、ファゴットの素晴らしさを味わうことができた。印象的だったのはジャズピアニストとしても有名なアンドレ・プレヴィンが作曲した、「オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲」の演奏だった。アンドレ・プレヴィンの名前は聞いたことがあったが、どんな音楽家、ジャズピアニストなのかは全然知らなかった。ジャズっぽい曲で楽しめた。
後で調べたら、アンドレ・プレヴィンという人は、1953年からは、ウェストコースト・ジャズ界の名トランペット奏者ショーティ・ロジャースの楽団に所属していた。1960年代までジャズ・ピアニストとして多くのレコードを製作している。その後のキャリア初期には、映画音楽の作曲や編曲、音楽監督を務めている。また、クラシック分野でも大いに活躍し、世界で最も有名な指揮者の一人に数えられていて、2002年からはオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。とにかく多才な人だということがわかった。
500円で色々と勉強させてもらい、楽しませていただいた。