防災訓練

 自主防災会を立ち上げて3年目、去年に続き2回目の防災訓練を行った。朝7時に起きるとあいにくの雨。防災会のメンバーと協議。地元の消防署もこの雨ではと、乗り気でない。雨の中でのテント張りも大変なので、中止を決定した。集会所で、アルファ米と豚汁の炊き出しの試食をしてもらい、乾パンの支給をした。別室では購入したAEDの講習会を行った。
 今回は購入したばかりの担架付きレスキュー手押し車や、車椅子での救護の演習も予定していたが、こちらは雨のため断念した。  
 アルファ米と乾パンは、さいたま市の防災課がただで支給してくれた。非常食にも賞味期限がある。来年の3月までということで、市でも3月になれば廃棄することになっているという。しかし、ただで我々に支給してくれるのは有り難いが、3月までに大災害が起きたらどうするのだろう。額は大したことはないだろうが、こういうところにも役所の無駄があるのかもしれない。
 豚汁は、これも購入したばかりのかまどと、鍋、釜を使い、非常用の薪を使って、200人分を作った。給食班の幹事Kさんはこだわり屋さんで、具を油で炒めなくてはいけないとか、だし入りみそを使っているのに、更にダシを入れ、同じ団地の商店から豆腐を小さく切って貰ってそれも入れた。そんなわけで、豚汁作りは結構手間がかかった。
 豚汁は皆さん美味しいと言ってくれた。アルファ米もお湯を入れるだけで美味しく食べられる。AEDは関心が強くなっているのか、3回に分けて、50人くらいの人が熱心に講習を受けてくれた。
防災備品も展示して見てもらった。避難訓練、消火訓練などは雨で中止をしたが、AED講習や炊き出し試食会には100名以上の会員が参加してくれて盛況、成功裏に終わった。