*[お勉強]A塾「日本史の中の世界一」
 今日のA塾は盛りだくさん。先生のテレビでの文化講演のビデオを先に見る。「『源氏物語』は普遍的」というテーマの講演を見る。源氏物語は田中先生の書いた「日本史の中の世界一」中でも、世界最初の小説として紹介されている。その中で、“源氏”は内容的にはシェイクスピアと比較しても劣らず、むしろ源氏物語のほうがより文学的だと言っている。
 ビデオの中で、源氏物語で書かれている人物描写、時代背景とその表現、人生の機微の表現、本居宣長の「もののあはれ」などについての講演を聴いた。
 私も今年から源氏を読み始めたばかり、他の本を読むのも忙しく、源氏は、今ちょっと休憩している。今日の話を聞いて、また、読まなくてはと思っている。
■ビデオに続いて、塾生のKさんの「私のヒマラヤ・エベレスト紀行」をPCからプロジェクターで画像を映しての話を聞いた。
 ヒマラヤ、エベレストの映像は今までにも何度かテレビで見てきた。しかし、Kさんの実体験の話を聞きながらの画像は、ヒマラヤやチベットを身近に感じることができて素晴らしかった。
 このKさん昔から山歩きを続けられてこられたようで、ヒマラヤ・エベレスト行きが永年の目標だったようだ。カトマンズから飛行機でトレッキング出発点まで行き、そこから7日間かかってエベレストが一望できる標高5,000m程のところまで行ったという。一日登ってそこで泊まるのではなく、少し下って泊まるという。それが高山病にかからないようにするための秘訣だそうだ。
 Kさん、永年の目標がかない、目の前にヒマラヤ、エベレストを観て人生観、世界観が変わったという。
◆先生のお話は「日本史の中の世界一」。皆さん先生の本を手元に置いて先生の解説を聞いた。今までにいくつかの“世界一”のお話は聞いていたが、改めて、本をめくってみると、
 世界最古の土器:縄文土器
 世界最古の庭園:千居・縄文遺跡
 世界最古・最大の和歌集:万葉集
 現存する世界最古の博物館:正倉院
 世界最古の木造建築:法隆寺 
等々、50項目にわたって、各項目4,5ページで簡潔に説明してくれている。知っていることもそこそこあるのだが、あらためて読むと、なるほど、日本の世界一はなかなか大変なものを多く持っているんだなと感心させられる。太古から現代にいたるまで、有史以来、日本民族が築きあげてきた、文明、文化の素晴らしさに目を開かせてくれる。
 こういう本を、絵や表をもっと入れ、写真をたくさん入れて発行してくれれば、学生(小・中・高)たちへの良い教育書になると思う。
 建国記念の日などにはマスコミ(TV)などが、漢字などのクイズ番組だけでなく、この本の内容をアレンジしたような番組を作って放送してくれたらどんなにか素晴らしいかと思う。
 “日本史の中の世界一”、まだまだ知らなかったことがたくさんある。先生の解説を聞き、この本を読んでまた、いろいろと好奇心が広がった。知ることは楽し。ぼちぼち勉強していこうと思う。
以下、ご参考に「日本史の中の世界一」の50項目の表題を掲載しました。

 

老眼の方は画像をクリックすると、少し大きくなると思います。