小金井公園散策(6月3日)

 小金井公園に行ってきた。大宮からはかなり遠いのではないかというイメージだったが、Webのルート案内で調べると1時間で行ける。地井散歩でも紹介されていたので一度行ってみようと思っていた。広い公園がよく整備されている。



樹木には名札が付いていて親切だ。梅、桜、ユリノキ、タイサンボク、等、季節毎に楽しませてくれるようだ。この時期はアジサイが咲き始めていたが他の花は残念ながらほとんどなかった。
 園内に江戸東京たてもの園というゾーンがあり、27棟の、江戸、明治、大正、昭和初期の建物が移築、復元されて建っている。高橋是清邸、三井財閥邸などは大きな屋敷で、庭園も綺麗だった。三井邸の夏椿の花やアカンサスの花が屋敷にマッチして趣があった。
 また、昭和初期の文房具屋、金物屋、酒屋、花屋、薬屋などが当時の面影を残して再現されている。商店の間の路地も再現されており、洗濯物を干す物干し台や井戸などもあり、店の裏口から中を覗くことも出来る。幼少時代にタイムスリップしたような気分になる。

 


銭湯もあり、脱衣所の竹籠や、番台、湯船の壁絵も懐かしい。この銭湯、知らずに「女湯」の方に入った。女性の先客がいたので思わず「失礼!」、いや、残念ながら裸ではない。
 昔の居酒屋もあり、当時の値段で、やっこ80円、ビール大瓶190円。当時の給料と比べれば安くはないのだろう。思わず一杯やりたくなるような雰囲気の店だった。
 銭湯や、居酒屋など今営業したら、結構客が入るのではないかと思った。
 この日は時間がなくゆっくりと散策できなかった。お弁当でも持って、午前中からゆっくりと公園や建物を見て回れば、一日のんびりと楽しめると思う。