団地祭り、盆踊り

 800戸余りの団地の団地祭りが行われた。小さな御輿を子供達に担がせて団地内を練り歩く。昔は近くの氷川神社の神主さんにお祓いをしてもらったとも聞いた。最近は特定宗教?に関わるのはまずいとかでそういうことはしていないと、主催する自治会のOBから聞いた。子供達に御輿は神様を山からお迎えすることとか、盆踊りの起源、意味くらい説明したらいいのにと思うのだが、世知辛い世の中になったものだ。
 お祭り会場で、住民向けに抽選会をやった。団地内の商店で使える商品券が当たる。防災会の代表で私も抽選会の番号引きをお手伝いした。
 高齢化が進んで子供の数は減ったが、我々の子供世代が孫達を連れて祭りに来ている方も多かった。抽選会が終わると、盆踊りが始まった。シニアの方も多いが若い方の姿も見える。三世代にわたって楽しんでいるのが微笑ましい。
 盆踊りとは元々は仏教行事である。平安時代空也上人によって始められた念仏踊りが、盂蘭盆の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するための行事という意識になっていったようである。 今は、学校では盆踊りの意味などは教えることがないのだろう。爺婆や親が盆踊りの意味くらい教えるべきではないだろうか。