LIFE 井上陽水 40年を語る。
8月24日から4夜連続で井上陽水の特別番組があった。NHK教育で放映したものを何気なく見た。夜の11時からの番組だったのでDVDで録画し、翌日見た。
陽水は1948年生まれ、私より4つ年下だ。20代の頃、職場の後輩のMさんが夫婦して陽水の熱烈ファンだった。Mさんの家で陽水を聞かせてもらったこともあった。その頃の私は陽水の歌が、なんとなく女々しいのと、自分の声が低いせいか、男性の高い声の歌手は好きになれなかった。それでも、その後の「夢の中に」「心もよう」「ジェラシー」「少年時代」「リバーサイドホテル」など、いい曲だなと思っていた。玉置浩二の「ワインレッドの心」、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」などが井上陽水の作詞だと、今回初めて知った。
陽水が最初は「アンドレ・カンドレ」という名でデビューし、その後、本名の井上陽水にしたという。但し、本名、陽水は“あきみ”と言ったということも、この番組を見てから知った。
番組の中で、彼の友人達との会話や、関係のあった先輩達のトークが面白かった。山下洋輔、小室等、忌野清志郎 、リリーフランキー、奥田民生、中島みゆき、玉置浩二等との共演やトーク、色川武大、五木寛之、黒金ヒロシ、沢木耕太郎、藤子不二雄等のトークが楽しかった。
同時代を生きてきている陽水の歌を通じての昭和史、芸能史にもなっていると思った。あらためて、井上陽水を見直した。彼のDVDを見てみたくなった。
忌野清志郎は残念ながら亡くなってしまったが、陽水、小室等、吉田拓郎、南こうせつ等々、同時代のミュージシャンにはまだまだ頑張ってもらいたいと思った。