異業種交流会:選挙結果を考える

 異業種交流会の勉強会に参加した。(9月9日)今回は講師を招かず、総選挙結果をどう考えるか、会員同士の意見交換会になった。この会の会員は政治的活動をされている方や、選挙運動をされた方もいる。皆さん政治には一家言持っている方が多い。私はほとんど政治には疎い。そんなわけで、今回は会員の皆さんが民主党大勝をどう議論するのか、勉強のつもりで参加した。
 一般的にはパーティーの原則で、政治、宗教はパーティーの話題には出さないのが常識だ。しかしこの会はそれぞれ皆さんがどういう考えで、誰に、何党に投票されたか、自民党民社党について、今後の日本の政治などについて、全員が考えを発表した。皆それぞれにわきまえているので、テレビの各党の政治討論会のような醜い議論はしない。
 自民党に投票した人、民社党に投票した人、断腸の思いで民社党に投票した人、常に時の最大野党に投票してきたという人など、皆自分のポリシーを持って投票していることに感心した。熟考の上、みんなの党に投票したというのも、なるほどと思った。
 長老格のIさんが最後を締めくくった。「自民党がどうの、民社党がどうの、麻生が、鳩山が、小沢が・・・と、国民もマスコミも好き勝手なことを言っている。テメェは何様だとおもってんだ。こういう自民党政治を許してきた、また、今回の民主党の大逆転をさせたことや、小泉チルドレンから小沢チルドレン?などの劇場型政治を許してきた我々日本人は、まだまだ、だらしがない」と語ったのが印象的だった。
 確かに、日本国民、もう少し真剣に政治を考え、投票行動をしなくてはいけないと思った。民主党に変わって何がどう変わっていくか未知数だが、少なくとも、あの麻生が率いる自民党が継続しなかったことが救いだと思う。民主党の鳩山さんに期待するところ大だが、来年の参議院選も含めて、日本の政治がより成熟、成長し、国民もより賢くなって、世界の中の素晴らしい“日本”になってもらいたいと思う。
 会が終わってからは、近くの中華料理屋で16名の参加の懇親会。談論風発、政治談義、長州藩出身の3人の同級生会員の話、別の仲間と“そば打ちの会”や“料理の会”のメンバーの話など面白かった。
 料理の会にも属しているMさんは、7,8万もする、そば包丁はじめ、包丁を11本も持っているという。寿司屋で包丁さばきをカウンターから盗み憶え、鰺の三枚おろしを100尾やったとかの話を聞き、元高級料亭?三男坊のHenryも真っ青でありました。鍋やキッチン用品を色々買ってしまい、家人に文句を言われている小生など、まだまだかわいいもんじゃねぇかと思った次第でありました。
 そんなこんなの有意義な異業種(異人)交流会でした。