阿含宗:桐山靖雄

 阿含教のことを書いていて、そういえば阿含宗というのがあったなと思い出した。この阿含宗桐山靖雄(せいゆう)が管長(教祖?)で、たくさんの本を書いていることは知っていた。昔、TVで「炎の祭典・阿含の星まつり」をちょっと見たことがあった。これもいかがわしい新興宗教のひとつだろうと思っていた。
 今回、阿含教典のことをちょっと読んで、阿含宗阿含教典とどういう関係があるのかとWebで調べてみた。
 「炎の祭典・阿含の星まつり」というのは、阿含宗により毎年2月11日、京都府京都市山科区北花山大峰の阿含宗本山境内地にて開催する宗教行事で10万人位、全国から集まって開かれるという。
 この阿含宗は、阿含経密教、般若心経などからいいとこ取りをして、現代流にアレンジしているようだ。 ウィキペディアを読むと、この桐山靖雄という人、並大抵の人ではなさそうだ。チベット、中国、タイ、スリランカミャンマーと幅広く阿含経に関わる活動をしている。仏教書の出版で実績のある「平川出版」が桐山靖雄の関連会社だということも今回知った。
 現在の日本では阿含経を報ずる伝統的寺はないのだろうか。Webで阿含宗桐山靖雄を検索して、他の新興宗教とはちょっと異なる一面を読んで勉強になった。どんなことを言っているのか、桐山靖雄の本を一冊位読んでみようか。