立松和平さんの死を悼む

 立松和平さんが、2月8日、62才の若さでなくなった。彼の本は「法隆寺のこころ、永平寺のこころ」と1,2の仏教関係の本しか読んでいない。つい最近も、日めくり万葉集NHKの番組で彼の解説を聞いていたばかりだ。北関東なまりのとつとつとした語り口が味わいがあった。彼の口から仏教の言葉が語られると、仏のこころがしみじみと入ってくる感じがする。2007年に書かれた「道元禅師」(泉鏡花文学賞親鸞賞)なども読んでみたいと思っている。
 もっと長生きして、仏教関係のものを書いて欲しかった。
ご冥福を祈り、合掌。