ユズリハ

 団地の各棟の前にたくさんのユズリハが植えられている。我が家のベランダから見ると、一面に黄色い花が咲いたように見える。ご存知のように、ユズリハ(譲り葉)の名は、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから。その様子を、親が子を育てて家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、正月の飾りや庭木に使われるそうだ。
 退職するまでは何という木か全く知らなかった。わがHenry家も男の孫が生まれたので、“若葉”の成長に期待したい。Henry君もまだ落ち葉(紅葉)マークまでは間があるが、がんこ爺にならずに、秀麗なるシニアを目指したいと思う。