中国伝統楽器、美女集団「天姿国楽」&チベット歌姫3姉妹HARAMA演奏会

 友人Kさんのはからいでチケットをいただき聞きに行った。日中関係がややこしい時期ではあったが、Kさんもこういう時期でも日中の民間レベルではこのような文化交流が行われているのだから、という話にも誘われて行ってきた。
 一時期、中国の「女子十二楽坊」というのが有名になり、そのCDは聞いたことがあった。それと似たようなコンセプトの楽団だった。Henryとしてはむしろ美女集団と言うところに感心があったのかも知れない。といいながらオペラグラスを持参するのをまたしても忘れてしまった。せっかくの美人そろいの楽団と三姉妹をアップで見ることができなかったのが残念だった。
 中国古来の音楽も良かったが、琵琶でリムスキー・コロサソフの「クマンバチの飛行」や、二胡による、サラサーテの「ツィゴイネル・ワイゼン」の演奏は見事だった。ツィゴイネル・ワイゼンをしばらく聞いていなかった。バイオリンで聞いてみたくなった。
 日本の曲、「川の流れのように」や「つぐない」をチベットの歌姫が歌ってくれたが、やはり原曲には及ばない。日本の観客へのサービスか、「世界に一つだけの花」も演奏してくれたが、楽器編成のせいでもう一つリズム感とパンチに欠けていたようだ。
 やはり伝統楽器はその国の音楽を演奏するのが一番合っているのだろう。
 それにしても、二胡、琵琶、琴、笛、どれをとっても古代から日本に伝わり、日本的に形を変えて、今日まで日本の伝統楽器として受け継がれてきたことにあらためて気がついた。日本と中国の長い歴史の関係を思いながら聞いていた。
 中国も尖閣列島で変な行動をせずに、堂々とした歴史と伝統のある国として日本と付き合ってもらいたいものだと思うのだが・・・。