2010流行語スペシャル、『 Now Henry ブログ なう?!』

 NHKの「みんなで日本語」という番組で、2010年の流行語を取り上げていた。
1位:食べるラー油、2位:ツウィッター、3位:消えた老人、4位:イクメン、5位:AKB48、6位:ととのいました、7位:なう、8位:パワースポット、9位:無縁社会、10位:iPad、11位以下には、ガラパゴス、女子会、最少不幸社会、電子書籍など、それぞれの言葉の流行した背景などを俵万智や辞書編集者他のゲストが語り合っていて面白かった。
 「食べるラー油」は私も何種類か食し、気に入って、自分でも作ったりしている。
この言葉が一位になったことはうなづけるところがあるものの、10位の中に入っている言葉を見ると、なんとなく、今の貧しい日本の文化状況を感じて、寂しい気がする。
 7位の「なう」は昔はやった「Nowい(ナウイ)」ではなく、「渋谷なう」「炒飯なう」などと使い、今、渋谷にいる、今、炒飯を食べている、という意味だそうだ。
 ツウィッターや携帯メールの拡大で、短い言葉(単語)で表現するのが若者のはやりとか。言葉は生きもので、新しい言葉が生まれるのはいいとしても、もうすこし品の良い言葉が出てこないものかと思う。「なう」では無理だろうが、せめて、ユーモアとセンスの良い使い方をしてもらいたいものだ。