久しぶりに異業種交流会の講演会に参加した。今回は自民党の若手参議院議員の林芳正氏、標題は「真性保守」、真性保守の自民党議員がどんな話をするのかと興味があったので参加した。話は真性保守というより、東日本大震災関連と混迷を深める現政局の話が中心だった。私は国会中継をあまり見ないし、政治家の講演会にもほとんど参加したことがない。数年前に石破さんの講演を聴いたくらいだ。
この日の林さん、知らなかったが、山口県出身の三代続く名門政治家だ。厚生大臣や大蔵大臣を務めた元衆議院議員の林義郎は父。祖父の林圭介も元衆議院議員。高祖父の林平四郎は衆議院議員、貴族院議員を務めたというから相当なサラブレッドというわけだ。
1991年、アメリカ合衆国ハーバード大学大学院に入学(特別研究生)。同年9月からスティーブ・ニール下院議員の銀行委員会スタッフ、11月からウィリアム・ロス上院議員の国際問題アシスタントを務めた。1992年9月にハーバード大学ケネディスクールに入学したという経歴。そのため、アメリカ、ヨーロッパの政治状況についてもかなり勉強されており、詳しい。
現在の民主党政権、自民党の現状などを冷静に分析しており、日本の政治のあるべき方向をしっかりと考えているとお見受けした。次の自民党総裁選には立候補するとのこと。現在の自民党、民主党と言うことではなく、林芳正さんの更なる活躍を期待したい。
久しぶりに若手政治家の本音の話しを聞くことができた。最近は政治家の発言にガッカリすることが多かったが、期待の持てる政治家の話を聞けて、少し希望がもててきた。