万年筆修理


 2009年に「万年筆クリニック・マルヤマ」さんのことを書いた。今日突然マルヤマさんから電話があり、私のブログを読んだ方が、修理を依頼しに来たという。
私の記事で紹介した電話番号が間違っていたとのことで、看板の写真から番号を読み取って電話してきたという。マルヤマさんからえらく感謝されるとともに、電話番号の修正依頼を受けた。そんなわけで、私のブログが、万年筆好きの方のお役にたったわけだ。早速番号を修正し、今日の日付で再掲載しました。 

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 定年の時に会社の友人から記念にもらったパーカーの万年筆が、書き味と、インクの出がいまひとつ良くないので、自分でいろいろといじくった。いじくるほどに、よけいおかしくなってきた。
 家の近くの住宅地の中に「万年筆クリニック・マルヤマ」と門柱の上に小さな看板を掲げた家がある。看板の脇の能書きを読むと、プラチナ万年筆に永年勤め、どのメーカーの万年筆も修理受け付けるという。
 日本橋丸善などの店頭で万年筆修理をしてくれる年配の方を見たことは何度かあった。丸善やITOYA等に持ち込めば修理をしてもらえるのだろうが、大して高くもない万年筆を修理依頼して高く付いてもかなわない。そんなわけで、今までに万年筆の修理を頼んだことはなかった。
 試しにこのクリニックに預けてみたら、2,000円程で直してくれるというので依頼した。さすがプロの仕事、ペン先の調整、インク汚れの除去、インクの出の調整など、見違えるような書き味になった。
 私は、以前、書かせていただいたように、多少筆記具オタクで、シャープペンシル、ボールペン、万年筆は全部で数百本はあるだろう。万年筆も安いものを含めると、20本くらいは持っている。そんなに持っていてどうするの、シンプルを好む家人は一本あればいいじゃないと曰う。どんな紙に何を書くか、黒かブルーブラックか、太さは・・・、TPOで使い分けるのが楽しみなのだ。
 そんなわけで、多少書きづらくても、思い出のある万年筆は捨てられない。2,000円あれば安い万年筆は買えるが、思い出のある万年筆の復活には変えられない。
 クリニックの万年筆ドクターと、しばし万年筆談義をして帰った。

 もう一つ捨てられないで置いてある壊れたプラチナ万年筆がある。
これも修理を依頼しよう。お近くに住む方で修理をしたい万年筆があれば、是非このクリニックに依頼されては如何でしょうか。クリニックの主人からも宣伝を頼まれたのでご紹介します。
 場所はさいたま市見沼区、第2産業道路のBook Offの近く、
電話番号:048−684−0622です。