ミモザ・アカシア・ニセアカシア


家人がミモザの花が好きだと言う。数年前、柏の義母を見舞った折、松戸の清水公園にアカシアの群生があり、綺麗だったねと言うが、私の記憶には残っていない。我が理数的記憶装置は、花を記憶するのが苦手のようだ。
 彼女が、ミモザは本来アカシアであるが、ニセアカシアと言うものもあって、混乱するよと言うので、Webで調べてみた。いろいろなことが分かった。
 ミモザは房アカシア、銀葉アカシアなどマメ科アカシア属の花の俗称とある。
日本名かと思っていたが、イギリスでフランスから輸入された時、アカシアの切り花をmimosaと呼んだことからミモザとなったらしい。葉に刺激を与えると古代ギリシアの身振り劇ミモス"mimos"(マイム、パントマイムの前身)のように動くことからこの名がついたとも言う。ラテン語本来の発音はミモサ、英語発音はマモゥサあるいはマイモゥサとなり、日本語のミモザはフランス語発音に由来するという。
 明治時代にハリエンジュが輸入された時、アカシアと訳された。その後本物のアカシアが輸入されると、本物と区別するために、ニセアカシアと呼んだことから現在でも混同されることが多い。「ニセ」の呼び名を嫌う人はハリエンジュと呼ぶが、今でもニセアカシアの方が使われるらしい。ニセアカシアはアカシアとは異なり花は白。札幌のアカシア並木もこのハリエンジュ。歌にある「アカシアの花白く・・・」というのもこれ。
 ミモザサラダというものの写真も載っていた。この黄色いボンボン様の花がサラダに入れられて食べられるのかと家人に聞いたら、「面白い!」と笑われた。卵をミモザの花風に作ってのせるのだそうだ。
 これも、脳梗塞?による、想像力の欠如か。
西田佐知子の「アカシアの雨が止む時」を聞きたくなったので、以下のYou Tubeで聞いた。http://www.youtube.com/watch?v=XZmUnilSAUA いい曲だった。ところでこの曲名なんで「アカシアに」ではなくて「アカシアの」なのだろう。まっ!、理屈はいいか。