A塾勉強会 天皇誕生日と万葉集 その1

 昨日12月23日、A塾に行ってきた。この日は天皇誕生日ということでもあり、先生の天皇の宮中参殿についてのお話から始まった。
宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)は、皇居の三つの神殿、賢所(かしこどころ、けんしょ)、皇霊殿(こうれいでん)、神殿(しんでん)の総称。吹上御苑の東南にある。
一年を通して、掌典神職)と、内掌典(巫女)が清め護っている。毎朝、午前8時から、賢所皇霊殿では内掌典が、神殿では掌典が、清酒、赤飯などを供える「日供の儀」(にっくのぎ)をそれぞれ行っていると言う。賢所皇霊殿、神殿ではそれぞれの祭祀が毎年続けられている。今上天皇も毎日ではないのだろうが、これらの祭祀を行っていると言う。
 以前、「神道と日本人」(山村明義:新潮社)を紹介したことがあるが、この中で女性神職が宮中祭祀について語っている。
 この「神道と日本人」を読む前、又、T先生のお話を聞くまでは、恥ずかしながら、皇居、宮中の中で、天皇がどんなことされているのかほとんど知らなかった。
 天皇誕生日のベランダからの挨拶、内閣の認証式、文化勲章授与式、国賓の歓迎会、etc. 天皇のお仕事は表立ったそういう公式の行事しか知らなかった。宮中祭祀のことは本でいくらかは知っていたが、今上天皇が毎日のように、神道のしきたりに従って、この様な祭祀を行っていることはほとんど知らなかった。
 今回改めて、Webで「宮中参殿」「皇居」など調べてみた。
日本人として、神道天皇制、日本の天皇制の伝統、先生言うところの「歴史保守」という観点から、宮中の祭祀についても、思いを巡らし、考え直さなければならないと思う。