読初:「今、神道が動く」(片山文彦:新人物往来社)

今年の読初は先に書いたダライラマの「科学への旅」とこの本。色々な神社の宮司が語ったり、その宮司さん達と、ひろさちや井沢元彦松岡正剛や、儒教道教の大家、福永光司加地伸行といった方々とのシンポジウムをまとめたものだ。花園神社、八坂神社、猿田彦神社秩父神社氷川神社等の現職の宮司さんたちの考えや、「今、神道が面白い」と題して、外国人の神道研究家やチベット文化研究所の所長、前駐日スーダン大使など、多彩なメンバーの、神道論や比較宗教論が参考にもなり勉強になった。
 内容としては、「今なぜ神道か」「天皇制継続の謎」「神道の立場から見た日本人のものの考え方」「神道に期待するもの」「神道イスラーム」「陰陽五行説神道」「蘇る神々 神話と真実の間」「神社と自然」など、どれも興味深いテーマだった。

いま、神道が動く

いま、神道が動く